正社員と派遣・パートのちがいとは?
正社員と派遣・パートはどう違う?勤務時間や残業の程度、業務内容を比較してみよう
正社員と派遣・パートの違い
正社員の介護系求人を探す前に、正社員と派遣・パートの違いについておさらいしておきましょう。同じ仕事でも、雇用形態が違うことによって勤務時間や残業実態、業務内容が大きく異なります。働く以上はどの人にも責任があるとはいえ、正社員と派遣・パートでは責任の重さも異なります。そのことについてあらかじめしっかり理解しておくことが、責任を持って正社員としての業務をこなすことにもつながります。
勤務時間や残業
入居型の介護施設は、24時間365日稼働しているので、常に職員がいる状況を作らなければなりません。勤務はシフト制で、入居型の場合は、早番、日勤、遅番、夜勤で8時間ずつの4交代制、デイサービスや訪問介護などは夜勤がないため、早番、日勤、遅番の三交代制であることがほとんどです。これについては、正社員も派遣・パートも同じことですが、正社員は働きたい時間を選べないのに対して、派遣やパートは自分の都合で働く時間帯や曜日を選ぶことができます。残業に関しては、派遣社員やパートより正社員の負担が大きくなるのが一般的です。必要な場合には、派遣社員やパートが残業する場合もありますが、派遣社員の場合残業時間分の時給が割高になるということもあり、派遣社員の残業をなるべくさせない方針の事業所が少なくありません。介護現場はいつ何が起こるかわからず、イレギュラーな対応を迫られることもよくあります。そのため、いつも必ず時間通りに仕事が終わる保証はなく、残って最後まで対応しなければならないこともあるでしょう。それでも、いつまでも残業で帰れず、休日出勤ばかりで休めないということはまずありません。
業務内容の違い
派遣・パートの仕事は、入浴や食事、排泄介助やレクリエーションの補助、清掃作業など、現場の仕事です。正社員も同じですが、これに加えてイベントの企画や事務作業、利用者やその家族、医療スタッフや業者への対応など、現場以外の業務もたくさんこなします。正社員のほうが責任は重く、いろいろな方面へ目を配る必要があります。勤務のあり方については、事業所の方針によるところが大きくなりますが、夜勤や重度の要介護者は正社員が担当し、日勤や軽度の要介護者は派遣社員やパートが担当するといった方式をとることもあります。勤務時間や休日の希望については、派遣社員やパートが優先されることが多く、人が足りない部分を正社員で補っています。どのような雇用形態であっても、責任を持って仕事をしなければならないのは同じですが、派遣社員やパートが正社員の仕事を完全に代行することができないことからも、正社員の責任がより重いものであると理解できます。